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開発紹介:『Uncatalogued』

SimplexCode
#開発日誌 #新作 #GBA
開発紹介:『Uncatalogued』

プレイヤーの皆さん、こんにちは!

今日は SimplexCode が開発中の新作 『Uncatalogued』 をご紹介します。

まず、画面を見たら誰もが気になるであろうことからお話しします。

このゲームの画面が粗く見えるのは意図的です——ゲームボーイアドバンス(GBA)で動かすためです。

低い解像度、限られた色数、少し近づくだけで見える大きなドット……これらはグラフィックが未完成なのではなく、GBA の実機でスムーズに動かすために私たちが選んだトレードオフです。この記事ではまずゲームそのものをご覧いただき、最後になぜこの作り方を選んだのかをお話しします。


『Uncatalogued』について

『Uncatalogued』のタイトル画面。背景ではゆっくりと回転する地下書庫

タイトル画面:背景ではゆっくりと書庫が回転しています。

油の量に限りのあるランプを手に、自らを並べ替え続ける地下図書館へ。

あなたは新しく着任した夜勤の図書館員。毎晩、地上の貸出カウンターでランプを受け取り、ひとりで地下書庫へと降りていきます——B1、B2……そして最深部、まだ誰も目録を作ったことのないフロアまで。

地上の貸出カウンター。カウンターの向こうには灯守りが立っている

地上の貸出カウンター。毎晩ここから始まり、カウンターの向こうの灯守りがランプを渡してくれます。


コアゲームプレイ:知識こそが進歩

『Uncatalogued』で最も大切な設計原則は、永続的なステータス成長がないことです。

体力も増えず、油も増えず、足も速くなりません。持ち込んだもの——アイテム、鍵、拾ったページ、使い切れなかった油——は、その夜が終わるとすべて図書館に回収されます。

唯一残るのは、あなたが目録化した知識です。読んだ本、書き留めた暗号、見つけた法則や近道は、すべてノートの目録カードとなって永久に保存されます。プレイヤーが強くなる唯一の方法は、この図書館をもっと深く知ることなのです。

ランプの油:時間であり、光であり、弾薬でもある

B1 閲覧ホールを探索する様子。壁は距離に応じて暗くなり、最後に扉を押して別の部屋へ入る

B1 閲覧ホール。ランプが照らせるのは身の回りのわずかな範囲だけで、少し先はもう真っ暗です。

ランプの油は、1 回のプレイにおける唯一の時間リソースです。常に減り続け、約 10 分で尽きてしまいます。油が燃え尽きると、残るのはかすかな光と音だけ。それを頼りに最後の数秒を耐え、時間が来ればその夜は終わりです。

読書と目録カード

『新任館員の心得』を読み、ノートを開くと新しい目録カードが追加されている

本棚の前で『新任館員の心得』を読むと、読んだ暗号がノートの目録カードに自動で書き込まれます。

本の中には暗号や地図、守書者の習性が隠されています。中にはマッチを擦らないと見えない文字もあります。次の夜には、その知識を携えてさらに深いフロアへ直行できます。

守書者と油まき

暗闇から巡架者が近づいてきてプレイヤーにぶつかり、プレイヤーはランプの油をまいて火をつけ、それを燃やして倒す

暗闇から巡架者がやってきます。触れられると油がこぼれてしまいますが、目の前に油をまいて火をつければ、しばらく倒しておくことができます。

書庫には暗闇の中を歩き回る「守書者」たちがいます。本棚に沿って巡回する巡架者、物音を聞きつけると近寄ってくる噤声者、あなたが 3 秒前に通った道をなぞってくる抄写者……

唯一の武器は手にしたランプです。油をまいて火をつければ、しばらく足止めしたり倒したりできます。でも油は時間そのもの。まけばまくほど、その夜は短くなります。炎で守書者を消し去ることはできません。本当の活路は、やはり避けること、隠れること、そしてすでに知っているルールを活かすことです。

並べ替わるフロア

B5 修復室。灯蛾の群れがプレイヤーのランプに向かって飛んでくる

B5 修復室:灯蛾がランプの光に引き寄せられてきます。

B2 から B6 のフロアは毎晩並べ替わりますが、どの「法則」も必ず成り立ちます——たとえば、ある色のデスクランプの下には必ず隠し引き出しがある、というように。地図は変わっても、法則は変わりません。法則を覚えた者だけが、下へ続く道を見つけられるのです。

B6 深層アーカイブ。部屋の外周に沿って歩くプレイヤーの後ろを抄写者がついてくる

B6 深層アーカイブ:抄写者はあなたが歩いた道をそのままたどってついてきます。


なぜ画面がこんなに「粗い」のか?

『Uncatalogued』には開発初日からひとつの原則があります。「GBA ファースト」。どんな機能も、まず「GBA で動くか? ボタンで操作できるか? 容量に収まるか?」を問います。

GBA は 2001 年に発売された携帯ゲーム機で、画面は小さく、性能も限られ、使える色数も多くありません。私たちが作りたいのは本当に GBA のカートリッジに収まるゲームです。そのため、画面の解像度も色も、テクスチャのサイズも、すべて GBA で実現できる範囲を基準にしています。

ゲーム画面の原寸大

上の画像がゲーム画面の原寸、つまり GBA の画面全体の大きさです。

この記事の他の画像はすべて拡大しているため「ドットが粗く」見えますが、GBA の小さな画面で見ると、実はかなり精細です。

PC 版も同じ画面です。PC 向けに別のきれいなバージョンを作らなかったのは、どちらでも同じゲームを遊んでほしいからです。そしてこれらの制約は、いつしかこのゲームの個性になっていきました。狭い光の輪、濃い闇、わずかなボタンだけの操作が、「ひとりでランプを手に書庫へ入っていく」緊張感をかえって際立たせてくれています。

どうやってこれを GBA で動かしているのかについては、次回の開発日誌で詳しくお話しします。


開発状況

現在、地上から最深部のフロアまで通しでプレイできるようになっており、3 つのエンディングも完成しています。ゲームは繁体字中国語・English・日本語に対応し、PC 版と GBA 版のリリースを予定しています。

今後は外部テストプレイ、バランス調整、そしてフロアをまたぐ謎解きの追加に注力していきます。

あなたもかつて、布団の中で夜遅くまで GBA で遊んでいたなら、『Uncatalogued』があの頃の気持ちを思い出させてくれることを願っています。

ランプが消える前に、この図書館の目録を完成させましょう。

SimplexCode 開発チーム